G-SHOCKは頑丈な時計の先駆けであり、そのタフさはギネスに認定されるほどです。日本が誇る時計ブランドの人気モデルの中から、今回は特におすすめの5本を紹介します。
誕生秘話や実際の耐久性などもお伝えするので、ぜひチェックしてください！
- G-SHOCKとは？どのような時計ブランド？
- G-SHOCKはギネスも認める世界一頑丈な時計
- 頑丈なだけではない！ファッションとしてのG-SHOCK
- 押さえておきたいG-SHOCKの5つの選び方
- 時計屋がおすすめする頑丈なG-SHOCKの腕時計5選
- 日本が誇る世界一頑丈なG-SHOCKをとことん使いこなそう
目次
G-SHOCKとは？どのような時計ブランド？
G-SHOCKは、日本のカシオ計算機が販売する腕時計の有名ブランドです。1983年の登場以来、日本のみならずアメリカなど海外でも人気があります。
ロングセラーの秘訣はギネスも認める頑丈さで、自衛隊や海外の軍隊などミリタリー用として使われているほどです。
時計なのに頑丈？G-SHOCKが生まれた背景
G-SHOCKの誕生は、新しい価値観の創造であったとも言えます。というのも、時計は本来精密機器で衝撃や水に弱いのが常識であったためです。
チープなデジタル時計の市場が拡大しつつあった当時、頑丈な時計という新しい価値を作り出したのがG-SHOCKでした。
開発コンセプトは耐久性を追求した「トリプル10」
G-SHOCKの開発コンセプトは「トリプル10」。これは「10気圧防水」「10mの落下に耐える耐衝撃性」「10年の電池寿命」という「3つの10」を達成するというのものでした。
そして、このタフな目標をクリアし、最初に誕生したのが「DW-5000C」です。
G-SHOCKはギネスも認める世界一頑丈な時計
G-SHOCKは、ギネスも認めるほど世界一頑丈な腕時計と言われています。
ここからは、その耐久性の高さの秘密に迫り、実際にどのくらい頑丈な時計なのかをチェックしてみましょう。
時計の頑丈さの秘密
頑丈ポイント①独自の中空構造ケースで衝撃を緩和
衝撃を抑えるのは、腕時計の心臓部であるモジュールをケース内で浮かせる中空構造です。
これは、開発者が公園で遊ぶ子どもを見た時に思いついた「ゴムボールが弾んでいるとき、中では衝撃が伝わらない」という発想からきています。
頑丈ポイント②あらゆる方向からの衝撃を緩和する本体形状
ベゼル全体が突出しているのは、落下時に受身をとるためです。これにより、モジュールと直結するボタンをガードし、全方位からの衝撃を緩和します。
また、バンドとケースの接続部分をカーブ状に固定することで、バンドが緩衝材になってケース裏への衝撃を防ぎます。
実際にどのくらい頑丈？
1983年のアメリカで、G-SHOCKをアイスホッケーのパック代わりに叩くCMが放送されて衝撃を与えました。
その後、同国のテレビ番組では実際に同じ実験をして壊れないかが検証され、G-SHOCKのタフさが証明されたのです。
数々の過酷な試験をパスした頑丈さ
G-SHOCKは頑丈さを実現するために、落としたりハンマーで叩いたりといった衝撃試験の他に、急激な温度差を加える、泥の中に入れるといった過酷な試験を受けます。
数々のタフな試験をクリアしたからこそ、世界一の頑丈さを誇っているのです。
ギネス認定では20tトラックにひかれて時計の頑丈さを証明
ギネスには「腕時計の上を通った最も重い車両」という耐久性に関するチャレンジがあります。
これは、20tトラックにひかれても壊れない頑丈さを証明するもので、2017年にG-SHOCKはこの世界記録に認定されました。まさに、日本が誇る世界一頑丈な腕時計です。
頑丈なだけではない！ファッションとしてのG-SHOCK
現代のG-SHOCKは、色・デザイン・サイズが豊富になり、頑丈さに加えてファッションとしての魅力も高まっています。
頑丈でかっこいい時計や頑丈だけどゴツくないモダンな時計も登場し、シーンに合わせて使い分けできるのが魅力です。
頑丈かつかっこいいミリタリー仕様の「マッドマスター」
G-SHOCK「マッドマスター」は、瓦礫や土砂が散乱するような場面を想定して開発されたミリタリー仕様です。
同ブランドの他のモデルと比べて格段に頑丈なことに加え、無骨なルックスがファッションとしても注目されています。
ブランドの頑丈さをミリタリーで表現したグッズも登場
ファッションブランドとコラボした、ミリタリーテイストのライフスタイルブランド「G-SHOCK PRODUCTS」も展開しています。
G-SHOCKの頑丈さを表現したタフなミリタリーデザインは、G-SHOCKに馴染みのない層にも人気です。
お揃いのG-SHOCK&BABY-Gのペアウォッチも人気
G-SHOCK&BABY-Gのペアウォッチは、お揃いで身につけたいカップルや夫婦に人気です。頑丈かつシンプルな時計もあるため、普段使いにもおすすめですよ。
くすみカラーのユニセックスウォッチも登場
「GMA-S2100」は、ユニセックスで身につけられるミドルサイズで、2022年にくすみカラーが登場しました。
ワントーンでまとめたシンプルな時計は性別を選ばず、全く同じサイズでお揃いにできます。もちろん、仕事でも遊びでも活躍する頑丈さは変わりません。
押さえておきたいG-SHOCKの5つの選び方
G-SHOCK誕生から30年以上が経過した今、ブランドの根幹をなす頑丈さはそのままですが、種類が増えて価格帯は1万円台～と幅広くなっています。
選び方に迷う方のために、ここからは時計のプロがG-SHOCKの選び方を紹介します。
①文字盤の表示タイプで時計を選ぶ
G-SHOCKは元々頑丈なデジタル腕時計として開発されましたが、現在は針がついたアナログ表示の腕時計やデジタル・アナログの両方の表示がついた腕時計もあります。
- 表示タイプはデザインの好みに加え、見やすさ・機能も考えて選びましょう。アナログ時計は視覚的にわかりやすく、高級感があります。
一方、デジタル表示は機能が豊富なところが人気です。どちらにするかは、使用シーンをイメージして考えてみてくださいね。
②サイズや重さで時計を選ぶ
文字盤は、大きいものからコンパクトなものまでさまざまです。また、樹脂やステンレスなど素材によって時計の重さが変わります。
- 大きい文字盤の時計は視認性が高いですが、その分重くなるため、手首が細い方がつけると腕や肩が疲れることがあります。
一方、コンパクトな時計は文字が小さくなりますが、軽量でスッキリしています。好みやつけ心地に合わせて選ぶとよいでしょう。
③充電タイプで時計を選ぶ
G-SHOCKブランドの時計には、通常の電池式タイプと太陽光などで充電できるソーラータイプがあります。
電池タイプウォッチの特徴
一般的な電池タイプは、電池寿命の目安が数年で時刻修正機能がないため、電池交換の後は手動での時刻調整が必要となります。
シンプルな分、ソーラータイプよりも価格がリーズナブルであるところが人気です。
ソーラータイプウォッチの特徴
ソーラータイプは、太陽光や蛍光灯に当たっている間自動的に充電され、電池は10年近くと長持ちします。
また、ほとんどのウォッチに時刻修正機能がついている点も便利です。その分、電池タイプよりも価格が高めに設定されています。
- 電池交換や時刻調整の手間を省きたい場合はソーラータイプがおすすめですが、時計の価格をできるだけ抑えたい方は電池タイプを選びましょう。
④電波受信機能で時計を選ぶ
電波受信機能には、GPS衛星からの受信によって位置・時刻情報を取得するGPS電波受信タイプと、電波塔から内蔵小型アンテナで情報を受信して、時刻を修正する標準電波受信（マルチバンド6）タイプがあります。さらに、スマホアプリと連携して時刻を合わせるタイプも登場しました。
- GPS電波受信タイプは時刻修正がスピーディーなため、海外旅行が多い方におすすめです。
ただし、GPS電波受信タイプは受信時に多くの電力を消費し、高価になりがちです。必要性を感じない場合は標準電波受信タイプを選びましょう。
⑤防水機能で時計を選ぶ
初代モデルの時計は10気圧防水でしたが、現在のG-SHOCKブランドの多くの時計が20気圧防水です。頑丈なだけでなく水に強いのがG-SHOCKの魅力とも言えます。
さらに、ダイビング用としてISO規格200m潜水用防水の時計もありますよ。
- 20気圧防水は、普段の水仕事やシャワーだけでなく、水泳やサーフィンなど幅広いシーンで使えます。日常使いには20気圧防水で十分で、ダイビングで使用する場合は潜水用防水タイプを選びましょう。
時計屋がおすすめする頑丈なG-SHOCKの腕時計5選
ここからは、頑丈なG-SHOCKの中から特におすすめの5選を紹介していきます。G-SHOCKにはギネス認定の頑丈さ以外にも魅力があり、モデルによって時計の機能やサイズ、デザインなどが異なります。
人気モデルのおすすめポイントを参考にして、自分に合った時計を選んでみてくださいね。
01G-SHOCK「DW-5600BB-1JF」
- G-SHOCKらしい頑丈さと20気圧防水を備えたリーズナブルな時計
- 飽きのこないシンプルなデザインとマットなカラーで普段使いにぴったり
- ストップウォッチ、タイマー付き
頑丈なG-SHOCKの「ソリッドカラーズ」のブラックモデル。素材の魅力を感じるオールブラックでまとめ、マットカラーが時計のデザインの魅力を引き立てます。
普段使いできるシンプルさの中にオールブラックゆえの個性があり、ファッションアイテムになる時計ですよ。
G-SHOCKらしい頑丈さはもちろん、20気圧防水に対応しており、ストップウォッチやタイマーの機能もついています。価格がリーズナブルなため、幅広いシーンで活躍する時計です。
| 品番 | DW-5600BB-1JF |
|---|---|
| 価格 | 9,900円 |
| 径 | タテ48.9mm×ヨコ42.8mm |
| 厚さ | 13.4mm |
| 重さ | 60g |
父の日の贈り物、恋人・パートナーへの誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントにもおすすめ。
02G-SHOCK「2100シリーズ」
- 無駄のないミニマルで高級感のあるデザイン
- 頑丈さはそのままに、ケースの厚さ11.8mmまで薄型化
- 20気圧防水、ダブルLEDライト、フルオートカレンダーなどの機能も
初代モデル「DW-5000C」のコンセプトを受け継ぎ、更なる薄型化を果たして登場したNewデジタル・アナログコンビネーションモデル。
初代の八角形フォルムを継承しつつ、ミニマルなオールブラックならではの高級感や存在感も持ち合わせています。
ケース素材をカーボン繊維入りファインレジンにすることで、頑丈さを犠牲にせずに薄型化＆軽量化に成功しました。
20気圧防水や曜日表示機能、暗い場所で時刻がわかるダブルLEDライトなど機能も充実しており、頑丈さ・機能性・デザイン性を満たした人気の時計です。
| 品番 | GA-2100-1A1JF |
|---|---|
| 価格 | 11,880円 |
| 径 | タテ48.5mm×ヨコ45.4mm |
| 厚さ | 11.8mm |
| 重さ | 51g |
03G-SHOCK「マスターオブG レンジマン」
- 20気圧防水、ソーラー電波、高度・気圧計、方位計温度計を搭載した最強サバイバルツール
- スタッドデザイン×カーボンファイバーインサートバンドで、過酷な環境にも耐えうる頑丈な設計
- ストップウォッチ、タイマー、ワールドタイムの時刻表示など、その他の機能も豊富
無人島でも生き延びられそうな、サバイバル用「マスターオブG レンジマン」シリーズ。
「GW-9400」は、本体の頑丈さに加えて高度・気圧・方位・温度を測定できるトリプルセンサーを搭載し、アウトドアで自分のいる状況を確認できる電波ソーラーのデジタルモデルです。
タフに使える鋲打ちに見立てたスタッドデザインや、切れにくいカーボンファイバーのバンドを採用するなど、頑丈さに力を入れた時計となっています。ワールドタイムの時刻表示や日の出・日の入り時刻表示なども搭載され、海外でのアウトドアでも活躍する頑丈な時計です。
| 品番 | GW-9400BJ-1JF |
|---|---|
| 価格 | 38,500円 |
| 径 | タテ55.2mm×ヨコ53.5mm |
| 厚さ | 18.2mm |
| 重さ | 93g |
基本的に黒ベースのクールなモデルが人気の傾向です。
04G-SHOCK「G-SHOCKの最上級ライン MR-G」
- 美しい質感と頑丈さを両立させるチタン素材を採用
- 20気圧防水、ソーラー電波、ストップウォッチ、タイマーなど日常生活で役立つ仕様
- マルチバンド6や、3つの時刻を同時表示できる点は旅行にも便利
こちらは、最上級ライン「MR-G」のアナログデジタルコンビネーションモデルで、2013年に生産開始されてから現在までMRGを支えてきた人気の時計。
時計の大部分に特殊処理を施したチタン素材を採用し、質感を高めつつ頑丈さも実現しています。
バンドには耐摩耗性を高めるチタンカーバイト処理を施し、本体はブラックとダークグレーを組み合わせたクールなデザインとなっています。
価格帯は高めですが、衝撃に強い頑丈さや20気圧防水も持ち合わせているので、安心して使用できますよ。
| 品番 | MRG-7700B-1BJF |
|---|---|
| 価格 | 167,200円 |
| 径 | タテ50.4mm×ヨコ46.8mm |
| 厚さ | 14.6mm |
| 重さ | 115g |
05G-SHOCK「スポーツラインG-LIDE」
- 海のレジャーに便利な機能が豊富で、トップサーファーに支持されるモデル
- スマートフォンと連携すると、時刻合わせやアラーム、ワールドタイムなどの設定ができる
- ステンレスと樹脂を融合したダブルガードベゼルで、質感のよさと頑丈さを実現
世界のトップサーファーから支持されるスポーツライン「G-LIDE」。
サーファーが必要とする潮汐情報や日の出/日の入時刻を、専用アプリに内蔵された世界約3,300カ所から選択して時計側に設定できます。タイドグラフやムーンデータなどの表示も可能です。
ベゼルは樹脂とメタルを組み合わせ、トップをヘアラインとホーニング加工を施したステンレスにすることで、頑丈さと質感を両立しています。また、フィット性や汗逃げのためにスリットの入ったソフトウレタンバンドを採用しており、頑丈さと同時につけ心地も追求した時計です。
| 品番 | GBX-100NS-1JF |
|---|---|
| 価格 | 23,760円 |
| 径 | タテ50.9mm×ヨコ46mm |
| 厚さ | 4.7mm |
| 重さ | 66g |
日本が誇る世界一頑丈なG-SHOCKをとことん使いこなそう
G-SHOCKは自衛隊や海外の軍で使われるなど、過酷な環境にも耐えうるタフさを兼ね備えています。時代が変化しても、根本にある「日本が誇る世界一頑丈なデジタル時計」という魅力は変わりません。
当記事を参考に自分に合ったモデルを選び、暮らしの中で使いこなしましょう！