腕時計マガジンウォッチャ

2018/01/24

こんなにすごい!グランドセイコー

9Fクオーツ, GS, グランドセイコー, タイムタイム

皆様、こんにちは。

オンラインストア店長のKです。

今日は、オンラインストアで取り扱いを開始したばかりのグランドセイコーを紹介したいと思います。

 まずグランドセイコーを語るには、グランドセイコーが何を目指しているブランドなのかを知っておく必要があります。簡単に言うと、グランドセイコーは「時計の本質」を徹底的に追求しているブランドです。時計の本質の追求とは、「正確さ」「美しさ」「見やすさ」「使いやすさ」「永く愛用できる」など、実用性に即した機能の充実を追及するということ。言うなれば、究極の実用時計を目指しているということになります。

 次に、グランドセイコーは駆動方式の違いにより「クォーツ」「メカニカル」「スプリングドライブ」の3種類に分けることが出来ます。少し時計に詳しい方はやはり、世界でもセイコーだけのオンリーワン機構である「スプリングドライブ」に目が行ってしまいますが、今回は、主に「クォーツ」モデルについて、その「すごさ」をご紹介していこうと思います。

グランドセイコー「9Fクォーツ」ムーブメント

 「クォーツ」とは、一般に言われるところの電池式の時計です。世界で初めて実用時計としてクォーツ時計を完成させたセイコーさんにとっては、お家芸といってもいいカテゴリーですね。そんな中でも、グランドセイコーのクォーツは、その精度において一般のクォーツ時計と一線を隔しています。何が一般のクォーツと違うのか。

 一般的に、クォーツ時計の誤差は月差(1ヶ月あたりの許容誤差)±15秒~20秒程度が普通です。しかし、グランドセイコーのクォーツは、年差1年あたりの許容誤差)±10秒未満。1ヶ月あたりに直すと1秒未満なので、ほぼずれませんね。

なぜか?

クォーツ時計がずれる要因のひとつは、内部で精度を制御している「水晶振動子」の振動数が温度によって変わるから。そのためグランドセイコーのクォーツは、時計内部の温度を1日540回(約2分40秒に1回)も検温し、温度による振動数の誤差を補正することによってその精度を維持しています。

太くて大きいグランドセイコーの針

 さらに付け加えると、先に述べたとおり、グランドセイコーは実用時計としての機能性を重視するブランドです。そのため、視認性を高めるために太くて大きい針を採用しています。太くて大きいということは、それだけ重いということ。時計を動かす動力源がほんの小さなボタン電池であることを考えたら、これはとてつもなく大きな負荷となります。

話が少しマニアックになってきましたが、そんな大きく重い針を、精度良く安定して動かすことの出来るトルクと、電池寿命約3年の省エネ性能を併せ持つムーブメントを開発したセイコーの技術力。車に例えると、パワーのあるエンジンを低燃費で動かしているようなもの。これぞ、「メイドインジャパン」のプライドが垣間見えますね。

「ザラツ研磨」によりゆがみのない美しい鏡面に仕上げられたケース側面

 クォーツモデルだけの話ではありませんが、実用時計として外装にも徹底してこだわり、妥協のない仕上がりになっています。

代表的なのは、「ザラツ研磨」と呼ばれる手法により仕上げられた、ケース側面。わずかな光でも美しく輝くシャープな仕上がりは、上質でムダのない、洗練された高級感を演出しています。グランドセイコーのような歪みのない美しい仕上がりを実現できる技術者は数名しかいないと言われている、まさに「職人技」です。

 その他にも、

・どんな角度からでも見やすく光を反射するようカットが施されたインデックスや針

・読み取りやすくするために日にちによって数字の大きさまで変えているカレンダー

・長く使うために部品単位での修理や交換を可能にする、大半が分解可能な外装設計

などなど、徹底して実用時計としてのこだわりが見られます。

まさにグランドセイコーは究極の実用時計であるといっても過言ではありませんね。

カット面の幅や角度まで最良になるように計算されたインデックス・針

読み取りやすくするため日にちによって数字の大きさを変えている

 私個人の主観になりますが、グランドセイコーの中でも今回ご紹介したクォーツモデルは、特に品質と価格のバランスにおいて、スイス製などの舶来ブランドを含めても右に出る時計ブランドはまずないと思います。定期的なメンテナンスをしながら使えば、生涯にわたってのパートナーとなり得るため、弊社店頭においては人生の節目のお祝いとしても人気が高いモデルです。

 季節柄、就職、昇進、退職をはじめとして、ご結婚等も含めて、新生活を迎える方も多くいらっしゃると思いますが、そういった人生の大きな転機を迎える方への一生物のギフトとしても、一考の価値ありです。