腕時計マガジンウォッチャ

2018/01/10

Dr.Tの時計修理講座:【第4回】革ベルトの加工取付

時計修理

みゆき修理室室長(Dr.T)

こんにちは。ゆめタウンみゆき修理室長のTです。

2018年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

タイムタイム各店では、革ベルトの販売も行っています。

当店で販売しているのは、「BAMBI」という日本のメーカーさんのベルトです。

有名時計メーカーからの注文も多く受けている老舗の大手メーカーさんで、

業界でも屈指のクオリティを誇ります。

通常は、ベルトご購入時に店頭で工賃無料で取り付けをさせていただいていますが、

構造が特殊な時計の場合、ベルトの加工が必要な場合があります。

そんな時は、有料でベルトの加工も承ることが出来ます。

今回は、そんな場合のベルトの加工手順について説明したいと思います。

まずは、下の写真をご覧ください。

時計の中には、こちらのような切れ込みの入った特殊な革ベルトのものがあります。

お持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

市販のベルトの形状

市販の既製品ベルトは取り付け部分に切れ込みがないので、

そのままでは取付できません。

このような場合でも、加工(カット)することで取り付けが

可能になる場合があります。

では、加工の手順を見ていきましょう。

①ベルトを固定しているピンを外す。

このピンに、錆や変形がありそのまま使用できない場合は汎用タイプのピンに交換が必要です。

(弊社では純正ピンが入手不可のため汎用ピンへの交換になります。)

②革ベルトをカットします。

カットのための工具です。

サイズが合わない場合は工具を自作するので、ほとんどの場合は対応可能です。

(加工することによりバンドの強度に問題が出る場合はお断りする場合もあります。)

加工の作業

ケースのバンド接続位置の太さに合わせて革ベルトを加工(カット)します。

一度カットすると元には戻せないので慎重に加工します。

③ピンを元に戻す

加工後は、外したピンを元通りに取り付けます。

外れないようにしっかりとピンを取付します。

④完成

これで完成です。

革ベルトの加工は、¥1,080(税込)~、

ピン交換が必要な場合は¥3,240(税込)~。

(いずれも2週間程度のお預かりになります。)

状態や形状により対応できない時計もありますが、まずは店頭にてご相談ください。

※加工は、タイムタイム系列店でご購入いただいた新品のベルトに限ります。

他店で購入のベルトの持込加工は承っておりませんのでご了承ください。